碓氷峠その2

碓氷峠その1の続きです。

蒸気機関車デゴイチ、D51の前で「おいメーテルいねえぞ!」と叫んだりして。
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終始和やかに文化村を味わいつつ。

IMG_0920そこで発見した保存車両。左が「あさま」ですね、すごくボロボロ。で、右のEFがすごく綺麗なのに、なんでだろう? と思ったら、このEF、天皇陛下の『お召し列車』だった経緯があって、最優先で手を入れて貰ってるのだとかなんとか。対比するとしかしスゲエなぁと。勇者と、それを支える歴戦の傭兵といった感じ。
いやあしかしどの車両も、運転席に入るにはかなり狭い入り口――の開き幅を通らねばならず苦労しました。

おい! デヴにはつらいぞ! 電車業界!(略してODD)
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(優秀な運転士になるためのフルイがこんなところにも!)

平日でしたが、けっこう遠足で来てる幼稚園児たちや、お年を召した方たちがやってきていてけっこう人は多く。
子供用のシミュレーターを占領して「うおおおおお! 文豪オーバーラン!」とか言ってると迷惑極まりなかったりも。

うおおおおおお!
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(ちなみにモーターはホンダでした)

お腹が空いたので、『峠の釜めし』を食べに、横川駅前に。
IMG_0928いかにも温泉街な街並みをすすむと……あれ? なんかいる?
「あ、猿だ!」
「さっきから鳴ってる破裂音は、猿よけの花火か何かだったみたいだねえ」
奴らが俺の喰う釜めしを狙っているのは言うを待たず。ここは用心せねばならぬ。
しかし、釜めし発祥のお店『荻野屋』ですが、横川碓氷周辺はもはや荻野屋王国です。荻野屋しかありません。ここに来る観光客は釜めしを喰うことしか許されていないのです。それは嘘ですが、釜めしの荻野屋が物凄く多いのは事実ッ。それはホントよ? ホントホント(いつもの口調で)

人慣れしてる猿。
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猿の被害が多くなったPAの話とか思い出すが、このあたりはどうなんだろう?

IMG_0934はーい、そんでは釜めしですよー。味噌汁付きです。
150,000,000食突破してるそうだとか。さすがThe駅弁ですね。炊き込まれた飯は美味しく、しいたけが美味かったなぁ。杏は好き嫌いあるかもしれない。地味に味噌汁が美味かったな。好きな出汁でした。
さてさて、腹が落ち着いたら、次は碓氷峠を攻めます。
当方、イニDとか全く興味がありませんが、碓氷峠の曲がりくねり具合は有名で聞き及んでおり、楽しみ楽しみです。

ちなみに、横川駅周辺のグレーチング材がこれ。
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アプト式のギヤを噛ませるのを再利用してます。

さて、碓氷峠。
目指すは「アプトの道」の終着点、熊ノ平駅(廃駅)。
「いやあ、とちゅう眼鏡橋とか撮ろうぜ!」
とか言ってましたが……。
ひといっぱい!
車留めらんないのね。
自転車とバイクが多く、「ふ、これがトウゲ……か!」としたり顔で呟いたり。
眼鏡橋を右手に進み、えいやーっとばかりに熊ノ平駅駐車場に。
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ここから階段で上っていきます。

……って。
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デv(略)。

余裕余裕(息を切らせつつ)。
IMG_0938ここが碓氷線の先、熊ノ平駅。
でんでん平じゃないでしたけどねっ!(息を切らせつつ)
ちなみに奥に見えるトンネルは車両を入れる車庫と、ちっちゃい山肌寄りの方は、水抜きのカルバートで小川に続いております。
しかしこの廃墟感たるや凄いですね。投げる小石はいくらでもありますから、無傷な窓ガラスなんか1枚もありゃしません。割るなよマジでさ~(^^;

碑など。
戦後しばらくしての崩落事故で亡くなった方々のものも合わせ。
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熊ノ平を後にし、碓氷峠を長野方面に。目指すは軽井沢。
そしてここからがカーブやまもりのイニD(安全運転)。
150mあたりの気温差は1度と言われていますが、体感含めて、紅葉の度合いも上るにつれてだんだんと強く。
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この土日が見頃かな?
しかしこんなとこによく道と電車通そうと思ったよね。
金の動きはともかくとして、日本に道は必要という考えは、動くとよく分かりますね。インフラ流通の開拓は、個々の「できること」を広げる他、その間合いさえも、時間さえも助けてくれる。
要はamazonからの荷物を届けてくれる飛脚や猫やYou-sayには大感謝だなと言うことです。ちょっとちがうかも。

あとは軽井沢経由で帰路に。
秘境グンマーはこの世界線にはありませんでしたが、戦う男たちの足跡は確かに刻まれておりました。

軽井沢~。
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軽井沢駅前交番の横にある、鉄道博物館が最後の見学場所。草津勝井沢線(草軽鉄道)の展示資料もまた興味深く。

外国人宣教師や皇族たちの貴賓室を再現した一室がありました。
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こんなものを見たら写真とるでしょう。

「ほぉう。その条件で私に動けと」

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(自由に座って写真を撮ってひたって下さいって、書いてあります:本当)

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名残惜しくも、お土産を誂えて帰途に。
またこよう! 今度は遊びに!

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