同人誌版 B5 160ページ 1000円
テキスト文量 352KB
本文 西紀貫之
表紙 石垣環
●おはなし●
かつて日本が創設した対魍魎組織『ウルフチーム』に所属していた青年、冬木三十狼。チームの壊滅とリーダーであった父の死をきっかけに、全国を股に掛けるフリーランスの退魔師として生きてきた彼の元に、新たなる依頼が持ちかけられる。
素手で魔を浄化する力を持つ美剣鳳子という少女を守り、日本転覆を企む『混沌』なる魔物たちの野望を食い止めるよう申しつけられた三十狼は、かつての因縁が臭う敵、『男爵』と相まみえる。
かつて父を殺し、仲間を殺し、チームを壊滅させた男爵との死闘を余儀なくされ、三十狼は決戦の地である富士風穴に挑む。
果たして美剣鳳子の願いと己の因縁に、三十狼は決着はつけられるのだろうか。
●みどころ●
少々無骨な主人公で、力強いアクションと立ち回り、セリフ回し。多様なスキルを持つ仲間たちとの連携で見せる人間ならではの強さとは何かを、さまざまなギミックを凝らして組み上げました。
なじみ深い現代日本を舞台に、呪術に銃に刀に素手と暴れ回る主人公や敵の切った張ったの遣り取りを楽しんで頂けたらと思います。
――『世界の科す試練は必ず死力を尽くして乗り越えられるよう現れる』というお約束の意味を、大まじめに解釈し立ち向かう構成となっております。
道理などと言うものは、無理が通った時点で引っ込む程度のもの。
豪快な主人公を、ぜひ。
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