スキーの神髄を見た

IMG_1997先日のスキーの一件、その翌日。想像以上に体中がバッキバキだった我らが目指したもの、それは越後名物の「ちまき」「まめもち」などなどであった。
特に朝一で買うちまきはできたてで、非常に良い香りがしました。お土産ですな。
んで、宿舎の掃除を済ませ空腹の極みに達した一行が向かうのは、うどんすきの店『森瀧』。ここのうどんすき、「かんずり」という辛味を足すことで鼻毛が出るほど美味くなるんだよね。こくのある甘い汁が、旨味と熱そのまま体内を駆け巡る感じ。いやあ、美味かった。というかとどめ(締め)のうどんがまた大量で困る。4人で4人前を喰っても喰ってもなくならないという。
IMG_1998
鮎の塩焼きもまた絶品で、頭から骨ごとかぶりつくと甘みの乗った熱い身と脂と香ばしい皮が、大粒の塩の引き締めで口の中にどっかりと陣を張るや、ぶわっと広がり、咀嚼するたびに鼻を抜ける風味が絶品。からあげかと思うほどのさくさく具合は匠の焼き加減。尻尾は特に塩が利いていて、ここだけ大量に喰いたくなる気がしたぞ!
IMG_1999
あと忘れてはならない「まいたけ」! 雪国まいたけで有名ですが、新潟は舞茸栽培の英雄。出し汁にさっと徹すだけで黒さが滲むほどの薫り高い舞茸を、大きい物をザク切り丸々を天ぷらに! 世界救える味だったわ~! ちょいと濃いめの天つゆを少し端に付けてかじりつくと、衣の味の前に舞茸の香り。次いでさくっとした歯ごたえと、肉厚の身、迸る汁! 衣の油は舞茸汁を吸うことなく弾き、口の中に満遍なく散らす役割があるのだろうか、後味こそ野暮になりそうな強い舞茸汁も、芳ばしい衣の味が羽根箒のように優しく胃の腑へと落とし込む。鮎の塩焼きに残っていた塩を掛けるとまた表情を変える。まず脂がさっぱりと無くなり、「野暮上等! 胸焼けするまで味わえ!」とばかりに舞茸が脳を灼く。

いやー、スキーは面白いな!

カテゴリー: 日常 パーマリンク