世を忍ぶカタギの職業で行う竣工検査が8月の末にあり、9月初めもその書類の残務と、新しい仕事を取るためのラッシュが上旬にまとめて新規で5件入り、中旬を隔てる連休を挟みISOの審査が入り、気がついたら下旬に入りこの土日。週明けはもう25日という最終週ではござらぬか。
とまあそれも一段落したので、今年に入り執筆した小説の分量をバックアップを取りがてらチキチキと総括したのですが、ちょうど1月の作業からこっち、1.3MBくらいは書いておりました。65万字、加筆込みで文庫5冊分くらいですね。体治しはじめてからこっち、なかなかに快調です。メインの西紀も、サブの無銘も、なかなかの生産ぶり。来年はもう少し中短編が増えそうな感じがします。
長編のリズムが身についたせいか、掌編量産の時期との擦り合わせが進み、中短編の間合いもほどよく感じられる昨今、やはり1シーンの持つ強さというものを良く感じます。なんにせよ、特にこの二年間の気づきと、その前の数年間の試行錯誤は、良いきっかけだったと思います。すべてが不惑とはいきませんが、そこに至るまでの道程は漠然とですが物語の数だけ見えてきました。
いやあ、さてさて。この大海原に漂う木っ端の節穴。その孔から亀が顔を出すのはいつになるか。上手く漂い誘い込もう。盲亀浮木を狙えるよう、いっちょあと60年はトライアンドエラーしまっせ!?