ローランド社がiOS用に発売した、サウンドキャンバスを試してみました。今回はwinにあったような「バーチャル」は付いていません。サウンドキャンバスの実質的なブツの一個としてカウントされています。
要はmidiという楽譜データを再生するための、ローランド社が開発した沢山の楽器を携えた機械化集団の、ソフトウェア版です。SC-55楽団、SC-88楽団、SC-88PRO楽団、SC-8820楽団、GM楽団、GM2楽団と、ローランド楽団そろい踏みです(CM-64系もあったかな?)。
ハードウェアの性能、音色に匹敵するソフト音源というものはなかなかなかったのですが、このSciは度肝を抜かれました。
まず、音が高音質。midiデータの読み込みから再生までの立ち上がりが早い。クセ的には8820準拠なので、88PRO対応のデータだとたまに変に再生されますが、なかなか。
同時発音数が16チャンネルなので、32チャンネルに割り振りがあるデータの再生も難しいのですが、数万円もするSC-8850やSC-88PROを買うことに比べたら、このソフトたるや2000円(2/10まで1500円!)なんですから文句も出ません。というか2000円以上の価値はあります。
だってまあ、PC-9801時代から集めていた3万曲余りのmidiデータが気軽に高音質で楽しめるし、安い買い物でしたよ。はっはっは。
再生リストの管理や、特殊な演出設定とか、やたらループし長いデータの再生には難があるものの、パッチ・アップデートでどうとでも。
自分はiPhone6+の環境で、midiデータの移動にitunesを使用。ライトニングケーブルで充電しながら4時間ほど楽しみましたが、問題なく。
オススメですよ!
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