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【作品紹介】
『娼婦たちの騎士』 250円
バレンタイン爵が治める大陸北方の領土、その最大の歓楽街『緑葉』の娼婦が、領主の子供を孕んだという。
同時に、緑葉南の領境を南方の領主グレイヴリィ子爵が越えて攻め入るとの情報が飛び込んでくる。 男児に恵まれなかった領主バレンタインは娼婦の中に宿る命に執着を見せ、戦の気配渦巻く南方へ娼婦護衛・救出の任を帯びた騎士を派遣することを考える。
領主バレンタインは、とある人物の進言で戦局を左右しない末端の騎士見習いに目を留める。
彼の名はクライフ=バンディエール。
一介の新人騎士が、娼婦救出のために緑葉へと派遣される。
果たしてクライフは無事、娼婦を救出し領都へと帰還することが出来るのであろうか。
●見どころ
騎士クライフが護衛するは、5人の女性。領主の子を孕んだイリーナ。稼ぎ頭のヴェロニカ。子を産み引退したアンナ、その娘のオリビア。そして娼婦見習いのエレナ。
それを追うのは、腕利きの傭兵団。
様々な武器を駆使して襲いかかってくる敵を、5人の女性を守りながら、クライフは困難な道行きを孤剣を頼りに戦い抜いていきます。
こんな敵を相手に、剣でどう斬り抜けるのか。
こんな状況で、どう立ち向かうのか。
チャンバラと剣術、人情と愛情と陰謀が渦巻く中、書きたいことを書ききった一本です。
『鳳凰の剣』 250円
現代日本に暗躍する魑魅魍魎を倒すことで生きる、フリーランスの退魔師、冬木三十狼。
そんな男が、仕事の請負先から一人の少女を任せられることになる。彼女の名は美剣鳳子。
素手で魍魎を浄化させる彼女の持つ力とは?
そして彼女がするべき戦いとは?
彼女を中心に巻き起こる、敵『男爵』との戦いの中で、三十狼は少女の存在の秘密と己が闘う理由を見出していく。
●見どころ
冬木三十狼という主人公は陰陽師の術を基本とし、密教やその他宗教のごった煮秘術で戦います。物事の理、道理を以て怪異魍魎を倒すのですが、彼のモットーは「無理が通れば道理が引っ込む」。そのモットーのとおり、道理に無理を足して混沌の魔物と戦う柔軟さに、主人公の四角く逞しい優しさと強さを表しています。
そんな彼が、ヒミツの多い相棒の美剣鳳子をはじめ、敵である混沌の魔物・『男爵』との絡みの中で、実に人間くさく無理を通していく様を楽しんで下さい。大人の事情や物事の道理を、三十狼の子供っぽいワガママとも言える幼い正義が覆していくところが、本編の根底にある面白さです。
押さえつけるものをはじき飛ばす勇気と、責任と、得るものの大事さを書けた一冊となっています。
『したづみ忍法帖』 250円
バカでスケベな高校生、吾木隼人(あき はやと)。幼なじみの少女、風間蝶子にそそのかされ、夏休みに旅に出るハメに。東京の日本橋から京都三条大橋まで、東海道五十三次を歩き通さないと、罰として受験まで勉強地獄が待っているのだ。
しかし歩き通せば蝶子に何でも言うことを聞かせられる! それを胸に隼人は旅を開始する。しかし、旅の途中でとある事件に関わってしまったがために、箱根で女忍者軍団に拉致されてしまう。
秘密を守るために死ぬか、忍者になることを強いられた隼人。
果たして隼人のしたづみ忍者生活が始まったのであった。
●見どころ
全編ライトでポップな文体と展開で、バカでスケベな高校生・隼人の活躍を、エッチとエッチとときたま悶絶をともなうイベントで繰り広げていきます。
昭和テイストな、ガリ勉とマッチョな友人と、頭の上がらないお互い気にし合う幼なじみの少女がいて……という図式。
主人公の隼人は忍者修行の果てに手に入れた力で、幼なじみの少女を華麗に助けられるのかどうか。
現代の裏である忍者たちと隼人の絡み、表の象徴である友人や家族との絡み、その狭間で「どっちでもない」隼人の選ぶ「どっちでもある」選択と活躍。損得抜きに最初にわき上がった感情は大事だよということを、笑いながら楽しんで頂けるよう書ききった一冊です。
『ステルスセブン』 250円
高校生の村雨隼人は、ジンキと呼ばれる素体を元に作られた人工生命体である。
同じく人工生命体である伯母の銀子や幼なじみの縁は、彼がこのまま平和に出生の秘密を知らずに人生を送ることを願っていた。
しかしその平穏は、ジンキの秘密を握る少女を狙う海外の組織の動きにより破られることになる。
己が出生の秘密を知った隼人と、同じく秘密を知られることになる伯母や幼なじみ、そして仲間たち。
金毛九尾の狐に、平賀源内。柳生十兵衛に服部半蔵。国家の管理する転生者秘密組織ステルスの一員として、隼人は自分の親しき人と自分自身を守るため、何も知らなかった日常を捨て、戦うことを決意する。
●見どころ
全てを失った者ではなく、まだ自分自身が分かっていない主人公、村雨隼人の視点から、「今まではなくならず、それがあるからこそ、これからいくらでも自分を作ることが出来る」という、心と体の復興の願いを込めて書きました。無個性な主人公ですが、その願いひとつあるだけで、ぶれることなく自分を見出していく様が書けた一冊です。
かつて何者であったか、何者として生きることを強いられているか、様々な鎖や枷も、納得し受け入れ使いこなせば武器にも鎧にもなることを知って欲しく書き上げた一作です。
『それいけ三蔵法師』 99円
中つ国が乱れ、人々の心に「ありがたいお経」が必要になったとき、仏教界はひとりの男を天竺に派遣することに決める。
その名は玄奘三蔵法師。精力性欲旺盛で、なにより各地に跋扈する妖怪を犯して喰らうのが楽しみという、仏教の教えを体現した無敵の坊主である。
道中、猪八戒をトンカツにして喰い、沙悟浄をカッパ巻きにして喰った実績を持つ三蔵。孫悟空は頭に禁箍呪をはめられ、いつ脳みそを喰われるかの恐怖で付き従い、これを助けることをやむなくとされています。
そんな仏教界最強の坊主と孫悟空が、西へ西へと天竺を目指すお話。
かつて掌編として書いた3話を収録。
●見どころ
腰を振っている三蔵法師が、すでに天竺にあるという般若心経を唱えているあたりで、全て察して頂けると、頭カラッポにして楽しめるかと思われます。
――以上現在5タイトル