●プロット勉強会に参加しました

| トラックバック(0)

asd.jpg こくまろさんにご紹介頂き、川崎市の中原市民会館で行われた『プロット勉強会』に参加しました。
 参加人数は15人。こくまろさん、キョウジさん、三日月さんの三人が提出したプロットをネタに、みんなでああだこうだと話し合うんだろうな~と思い、今回は『プロットを基本に設定には全く触れない』ことを念頭に置いて前準備をしていきました。
 プロットは、話の着地点を見て、そこに至る構成を考えて組み立てる作業。自分自身が見る覚え書きであれ、他人に見せる物であれ、それがはっきりしていないと判断が出来ず、設定を見て突っ込みを入れることくらいしか出来なくなる。設定へのツッコミは非常に簡単で、制作者へそれなりのストレスを与えるので、注意が必要。そんな簡単なことしても面白味は無く、時間だけ浪費しちゃうとても危険な行為であるのは言うを待たぬ(ぬぬううん)。
 なので、「プロット(=構成の骨子)」に重きを置いたんだけども。ううむ。

 各提出プロットに関しては、構成そのものを話の着地点に重きを置いて、それを念頭に再構成することで全体像がはっきりするよね、という話をしました。設定に振り回されてる状況は自分もかなり認識してたりするので、棚上げだ!(フヒヒ)

 勉強会に大切なのは、おそらく語るべき骨子をブレさせないこと。話を完結させるための段取りを組み上げることの、理詰めでの討議かなあ。けっきょく下手な鉄砲を数打って当てるような書き方では無く、自分の得意な射程距離やタイミングを見極め、完成までの段取りを意識することが大事。さすれば、準備段取りを周到に手を抜かぬデューク東郷が、ただひとたび引き金を引くだけで任務を完了させるような仕事運びになるんだろうなと。

 感性で書いていてもかならず理詰めの壁にぶち当たる。経験してるから、ほんと、逃げられない。自己流だけど、その自己流を語ってみた。ううーん。

 あと設定に口出すなら、特に否定するなら代案を出さないとダメ。代案無き否定は創作者としてつまらないからね。あと、良いところは良いと口にしっかりと出して伝える。これも大事。自分のモチベーションもそうだけど、相手のモチベーションを上げるのも(下げないことも)作家としての腕がでます。たぶん。

 ということで、今月の下旬にはチャットでの勉強会が催される様子。
 文字での会議となると、ニュアンスの受け方がビミョーになるので注意したいところです。

 今回は「決まった書式を用意してしまうと、穴埋めする事しか出来ないので、書式は指定しなかった」との言葉が主催からありました。でも、一回、意識して共通のフォーマットで書くのも、いろんな気付きがあるのかもしれないですな。

 とにもかくにも、貴重な時間でした。
 三日月さんの「個々の事件を大人と子供、両方の目を通し、それぞれが正義とはなにかを見出す話」のプロットが分かりやすくてまとまってたかなと。
 次回プロット提出者のブツが楽しみだ。

 出来うるなら、次回はコメントする人が、自分がプロットを書くときのやり方を認識し、それに沿って提出プロットを拝見して思ったことを語れたら良いのでは無いかと、チト思ったかな。書いてもいない、完成してもいない作品への駄目出し会になりがちなので、そこは強く意識しておきたい。これはプロット勉強会なのだ。話を完結させるための道筋を模索し合う場として、その方向だけは見失わないようにしたい。

 今回一緒に討論した、古川さん、眠さん、ぽとさん、ありがとうございました。

 創作談義等に拘らず、おたよりをお待ちしております。
 ラノベ(キャラクター小説)執筆に関する情報や取り組み方など、一緒に考えて行けたら面白いですね。「僕はこうするよ」「構成はこんな感じで書きます」「キャラの特化はこうやっています」などなど。
 AGJスタジオWEBサイトTOPページ右上のおたよりフォームからドッシドシお送り下さいませ。
 西紀貫之のtwitterは、おたよりフォームの下からも覗けます!
 アカウントは@nishikinovelです!

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://agj-studio.jp/blog/mt-tb.cgi/249