先日の17日、 アニメ「ストライクウィッチーズ」の劇場版が封切りになりました。未知の敵ネウロイと戦う、若き軍人魔女たちの戦いを描いたパンツ(じゃないけど)アニメです。この軍人魔女さんたちには、モデルとなった実在の軍人さんたちがいらっしゃるのですが、そんな各国の英雄を勝手に「少女化」して「パンツ丸出しで空を飛ばせる」なんて、下手をすれば国際問題なんじゃないか~……と、数年前のテレビシリーズ放映当時から言われていましたが――。
その当時から、フィンランド大使館の公式ツイッターアカウントで、面白い呟きがされるようになりました。
フィンランドの英雄、撃墜王である、エイノ・イルマリ・ユーティライネン氏が、日本のアニメでパンツ丸出し少女エイラ・イルマタル・ユーティライネンとリライトされて出演していることを知っていますか? という問い合わせに対して――
「駐日フィンランド大使館も、本国も、把握しています。もちろんエイラさん推しです」
「フィンランド大使館もエイラさんを応援しています」
「3/17より、全国劇場で『ストライクウィッチーズ劇場版』上映にゅっと。Eila,olet mahtava!」
――などなど、非常に懐深い対応でファンを掌中に収めることに成功(外交的に?(笑))。
西紀もこのストライクウィッチーズ好きなので、この動きに「へ~、やるなあフィンランド」と思っていたので、最近この大使館のまとめサイト(なるものがあるのにも笑えるが)をチェック。
『ムーミンと学ぶフィンランド プロジェクト・フィンランド』なるものをやっていたので、昨日少し覗いてみた。
いやあ、フィンランドのことが「分かる」と言うと上っ面だけのようでアレだけど、「知りたくなる」「「行ってみたくなる」構成で、非常に面白い。
フィンランドの「教育や仕事についての取り組み」「美しい環境を守るための取り組み」「世界に対してフィンランドがやるべきことへの取り組み」と、大まかに3つのくくりで『フィンランド』が紹介されています。
フィンランドは、子供の読書量・読書時間世界一なのか! 小学生が小説を書くために、図書館がパソコンを貸し出すのか! 基本の学費は無料で、ほとんどの学校が公立校なのか! とかとか。
今現在、大阪の橋元さんが言っている「外国では……」と行っていたのは、このあたりなんだろうか。なんて思いながら、気がつけば閲覧やクイズ正解の実績となるバッジが10個貯まってた(笑)。
読んでいると国としての取り組みが、身近なところでこう現れるものなんだろうかと、我が身を振り返って思うことが多い。
それだけでフィンランドや、フィンランドに住む人を好きになるとは言えないが、少なくとも「知りたくなる」「好きになるきっかけとしたい」と思える、丁寧で親しみやすいサイトだった。
子供向けの「造り」だが、大人が見ても面白いと思う。そこに書かれていることを理解しようと子供に促す造りながら、大人が見ると「こうあって、これからはこうしていきたい」というフィンランドの着目点が伺えて唸る。
フィンランド大使館サイトはこちら。
フィンランドのwikipediaはこちら。
フィンランド大使館公式ツイッターアカウントはこちら。
面白いフィンランド語講座まとめはこちら。
ちなみにエイラさんはこの子です。
フィギュアもあるよ。
行ってみたいなぁ、フィンランド(笑)。