秋葉原のUDXにある「日乃本比内や」にて、親子丼を友人らと食す。お手頃すぎる値段でおいしい親子丼が食べられると聞いて入った店だが、当たりだった。
地下街やデパートのご飯やさんのようなこぢんまりとしたお店なのだが、花金と言うこともありお客さんでいっぱいだった。
親子丼というと、卵と出汁と鶏肉が特異なお玉の上で~……というイメージがあって、個人的には「煮物」っぽいものを想定している食べ物。幅広の朱塗りのお椀が出てきて、パカっと蓋を開けたら――。
甘くてこくのある良い香り! トロットロの卵が黄金に輝いてましたよ。朱塗りのお椀というのが、暖色で攻める気満々な表れなんですねえ。
たまらず一口かきこみますと、熱い! けど味わえる! という絶妙な温度。卵の濃厚なこくと、出汁と鶏肉の脂の混成したサラリとした甘み。そして少し鶏肉は焼いてあったのかな? さっぱりとさせる香ばしさで、箸が進む進む。
結論。
親子丼は飲み物!
ごちそうさまでした!
材料の値段と手間の値段が絶妙なお店でありました。おすすめ。